デザイン思考とAB3C
戦略なくしてビジネスなし
営利・非営利に関わらずビジネスを成功させるには、戦略の立案が必要です。
しかし、VUCAの時代、すなわちVolatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)で先が見えない時代において、どんな顧客がいるのか、自社にどんなうりがあるのか、競合は何で差別化しているのか見えない時代になってしまいました。
デザイン思考とは、デザイナーがプロダクトをデザインするときの思考方法、すなわち着想して、ラフデザインをつくり、試作をくり返しながら、最終的なデザインを形作る方法を、非デザイナーのビジネスパーソンにも使えるようにメソッド化したものです。
AB3Cは、顧客・自社・競合を分析する3Cにアドバンデージとベネフィットで、顧客にあたえられる利益を分析し、競合に対して優位に立つためのフレームワークです。
しかしAB3Cを行う前に、顧客捜し、自社探し、競合探しをしてみなければなりません。また、もしそれがみつかってアドバンデージにそった新規製品ができたとしても、それが本当に売れるのか試作品をつくって市場に早い段階できいてみる必要があります。そこにデザイン思考が役に立つのです。
すなわち
デザイン思考→AB3C→デザイン思考(→DXの活用など)
と言う流れで、新しい混沌とした時代へあった顧客・自社・競合像を言語化し、それを分析してアドバンテージとベネフィットを創り上げないといけないのです。
デザイン思考
デザイン思考といえば、スタンフォード大学のフレームワークが有名ですが、ここでは使いません。デザイン思考は循環してトライアンドエラーをしていくモノだからです。ここではイギリス・デザインカウンシルのシステミックデザインをヒントに独自につくったフレームワークを使います。
デザインという以上、机上の空論でおわってはいけません。あたらしいサービスやプロダクトのアイデアを体を動かして試作してもらい、それにみんなの意見をもらうところまでを1つのサイクルとしてます。
AB3C
AB3Cは、著名なコンサルタントである大前研一氏が考えた3C分析に、権成俊氏が、アドバンテージとベネフィットをつけたもので、一般社団法人ウェブコンサルタント・ウェブアドバイザー協会の著作物です。
競合をみろという大前さんの言葉をいかし、競合を自社を比較することによって、どちらがどれだけ顧客に貢献出来ているか(すなわち選択されるか)を分析するものです。顧客毎にこのシートを1枚づつつかい、分析していきます
戦略デザインコンサルティング(ABC3道場)
戦略デザインコンサルティング(AB3C道場)では、これら2つのフレームワークをつかって、あたらしい商品・サービス開発や、集客・マーケティング戦略についてご一緒に考えて行きます。
最低でも半日3回のセッションから、AB3C道場は道場と名がついてるとおり、多い人では10回近くくり返し分析をします。それを繰り返すことによって、いままで見えてこなかった顧客や自社が見えて来て、自社の強みや、競合の変化に気付くようになり、コロナ禍以降の新しい時代に即したビジネスを行えるようになるのです。